あなたにとってこのクルマは?
そういう言う質問が一番困る。
あることが当然だけれど、別にとても重い存在なわけでもなく。
むしろ圧倒的にその軽さ。挙動からくるその感覚が、存在そのものにも影響してくるほど。
朝霧のよう。そんな風に言うこともできるかもしれない。
あたりは霞むが、その中を割って昇り、新しい一日告げる太陽。
霞を掴むようなというが、時々拝むと、そうそう忘れないものだ。
ひたすら走る。それが日常。
ひたすら走る。呼吸するように。
これが私の自然だから。
ドキドキなんていまさらしない。
だって相棒なんだから。
けれど、ハラハラもしない。
つまりは相棒なんだから。
photogrpher:Masaru Mochida
model:KANA
writter:Kentaro Nakagomi
special thanks:Tomitaku様
http://www.tomitaku.com/