バイクを置いたいつものガレージ。一息つく、いつもの椅子。
あれ?こんな子いたっけ?
真っ白なボディ。すごく綺麗、ひんやりして気持ちい。
ねぇ、ちょっとお話しない?
あなたのお名前 なんていうの?
「ホンダ s600.」
白いボディに映えて夏の日差しに輝くシルバーの刻印
知ってる? 私の相棒も、あなたと同じなのよ? 白とシルバー。
趣味が合うわね、あなたのご主人様は誰なのかしら。
なんだろう。見れば見るほど安心感が溢れてくるの。
まるで‥昔パパが私を抱きしめてくれたみたいに。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、中に入ってもいい?
あぁ、だめっ。まだ乗れないわ、でも乗りたい…
あなたの周りを、くるくる回って、
…そっか。私ってあなたに認めてもらえるか不安なのね。
私を受け入れてくれるのか、私を包んでくれるのか。
ねぇ 上品なセクシーって奥深いと思わない?
私の憧れるオトナの女性なんだけど、
まだまだ遠い。だって私まだオトナの階段のぼりかけなんだもん。
だから少しお手伝いしてくれないかしら …乗せて!
「はぁ…」
体に馴染む ワインレッドのシート
手に吸い付く 飴色のハンドル
そしてたまらない 真っ白なボディ
あ、バックミラー。こんな位置にあるんだ、不思議。
もしアナタと一緒に道を走れたら、きっと全て愛せる。
夏の日差しも愛して、髪をなびかせて、日本ならではって素直に言えそう。
この夏は、アナタと一緒に色んな所にでかけて。
オトナの階段、駆け上がっちゃおうかしら。
もちろん、上品にセクシーにね♡
photogrpher:Masaru Mochida
model:Anna
writter:Sally
special thanks:Tomitaku様
http://www.tomitaku.com/