一週間がんばった私 今日はご褒美のドライブ
大好きなこの子とありのままの私で『特別な時間』を
…なんて しっかりものみたいに言葉を並べてみたけど
休日まで会社モードなんて だめだめっ!
今日はゆったり 肩肘張らず
優雅なおやすみをたのしむのです
ずっとたのしみにしていた
SEA BiRS CAFE
広い海が 目の中いっぱいに広がって
まるで海鳥になった気分でお食事ができるんだって
ランチを食べに行きたいから
ちょっと朝早いけど 出発
はじめてのところに行くって出発からうきうきしちゃうよね
わたしだけかな? ううん、そんなことない
さぁ でかけよう
一緒に行こうね エラン
パパが入社祝いに譲ってくれた
思い出の詰まった だいすきなエラン
こどもの頃は助手席にしかのれなくて
景色も見なさい キレイだよっていわれたけど
首が痛くなるくらい横しかみてなくて
(あ、運転席のことね!)
照れちゃうなぁっていいながら エランのおはなしをたっくさんしてくれたの
このクルマの始まりは ガールフレンドのガレージだったってこと
創業者がいなくなってしまったとき ロゴを真っ黒にして
みんなで 彼を思って 一年間過ごしたこと
知らないだろうって少し自慢気に話すパパの横顔もしっかり私おぼえてる
かっこよかったなぁ エランを作ったひと
この話をお友達にすると、いつも
「そこはパパがかっこよかったんじゃないの?」って言われる
「やっぱりちょっと天然だよね」なんても言われる
でも、考えてみて?
天然の人は、会社では真面目モード
今日はお休みだから ゆったりオフモードって切り替え出来ないと思うの
だから、わたしは、てんねんじゃ、ないの!
エランを走らせて
どこかなつかしい 磯の香りが鼻をくすぐる
きっとカフェまで後ちょっと
ほんとうに海の横 海風をあびながら
お気に入りのぺたんこシューズから
ちょっと大人なファー付きのハイヒールに履き替えて
ゆっくりと足を地につけるの
さぁ特別なおやすみ あらためてはじめちゃおう
リフレッシュしてくるから いいこで待っててね エラン
photogrpher:Masaru Mochida
model:NOZOMI KAIDA
writter:Sally