アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
こぼれる木漏れ日
木々の間を抜ける風
まぶしく輝く草木の緑。
海を行く船の汽笛。
通りがかりの髭のおじさん。
ネクターの後味。
そんなのだって、みんな友達なんだよね。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
あなたがやってきてこんにちは。
帰る時のさようなら。
楽しそうな笑い声。
さみしそうな涙顔
当然のように見せるえくぼ
偶然見つけたそのほくろ。
こんなのでさえみんな友達なんだよな。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
去りゆく春。訪れる秋。
キャブレターにガスを送り
ラブレターの封を開ける。
キーをひねりかけたとき、心にも灯る小さな火。
健気に走る。気が気でならない。
楽しいことも悲しいことも。
嬉しいこともさみしいことも。
どれが欠けてもだめ、どれをかけても同じ。
どこまでも翔けていく。いつまでも架けている。
それが友達、本当の友達。
いいことだけじゃなく。
悪いことだけでもない。
そんなにおいしいことばかりではないけれど、もはや味なんかどうでもいい。
でも最後の最後で、いてよかったね。と思えるもの。
いてくれたからこそ、僕がいる。今がある。明日がある。思い出す。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ みんな友達。
アミーチ アミーチ これが友達。
photogrpher:Masaru Mochida
model:Sumika Tsuda
writter:Kentaro Nakagomi