人はなぜ走るのか
安らぎを求めているのだろうか?
それとも「あくまでも高いところ」という
なんとなくエネルギッシュであるようで実はかなり曖昧な高みに上り
なんとなく「そろそろいいかな」とでも言いたいのだろうか。
そもそもその双方がどれだけ違うというのか。
なんとなく「そろそろいいかな」とでも言いたいのだろうか。
そもそもその双方がどれだけ違うというのか。
秋の風がふうっと頬をなでると、
なんとなく、そんなことを思うのだ。
あっという間に秋である、ことしも。
秋までなんとかしのげた?とおもうだろうか。
いやいや「気づいたら秋」なのだ、いつもいつも。
秋までなんとかしのげた?とおもうだろうか。
いやいや「気づいたら秋」なのだ、いつもいつも。
こうして、たちまち歳月を「やり過ごしてしまう」のはなんとも惜しい気がしてならない。
出来るか出来ないかはわからない。
しかし、いつもベストを尽くし、高い志を持って戦うこと。
それをしたものは、たとえ手にする装表の成果こそ同じでも
きっと周りの見え方が異なるに違いない。
またおそらく、すぐ秋が来る。
来年の今頃、同じような物思いにふけることになるだろう。
しかし、たとえそうだとしても、
今しかできないこと。今だから出来ること。
今だからなし得たこと。
そういう積み重ねをして来年の同じ時期を迎えたいと思う。
今しかできないこと。今だから出来ること。
今だからなし得たこと。
そういう積み重ねをして来年の同じ時期を迎えたいと思う。
いわんや、
もし100年間チャレンジし続けたとすれば
もし100年間チャレンジし続けたとすれば
次の100年、何が起ころうとも決して怖気付くことなく、
全てを受け入れることができるに違いない。
他方、
こんなに歳月の節目の匂いがして、次の芽吹きへの祝祭のように
彩り鮮やかな「秋」が毎年来ること。
こんなに歳月の節目の匂いがして、次の芽吹きへの祝祭のように
彩り鮮やかな「秋」が毎年来ること。
それだけで、こんなに幸せなことはないではないか。
そう思わない?
そう思わない?
photogrpher:Masaru Mochida
model:Rei
writter:Kentaro Nakagomi