TVRDAY2017レポート

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1年とはあっという間である。今年もTVRDAYの季節がやってきた。去る6月初旬今年も無事TVRDAYが開催された。場所はいつもの車山高原である。
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メンバー同士が長年の親友のように挨拶を交わす。クルマとは不思議なもので同じ趣味のクルマの集まりでは職業も年齢も飛び越えてお互いを結びつけるきっかけになる。そしてその繋がりは例えそのクルマを手放しても長年続いたりする。そこには利害も上下関係もない。クルマを通したフランクな関係がそうさせるのであろう。
さて、TVRDAYは二日構成となっている。1日目は前夜祭パーティ、2日目に総会が開催され各種報告が行われる。今回も初日のディナーイベント、チャリティーオークションが大いに盛り上がった。TVRのレアグッズやドイツ車、イタリア車のグッズ、オリジナル制作のTVRグッズなど白熱したセリが行われた。商品は全てメンバーが持ち寄ったもの。それゆえ希少なものも多くセリがヒートアップすると驚くような価格になることがある。これらのお金は出品者に渡るのではなく、毎年全て寄付にまわされる。そういった意味では単なる趣味のクラブというだけでなく社会貢献にも一役買っているわけである。

翌日、ホテルの駐車場は色とりどりのTVRで埋め尽くされる。その様は壮観である。いくつか代表的なものを紹介しよう。

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<Photo by Yamamura>

まずはキミーラ。クラシックな佇まいが美しい。もっとも成功したモデルである。

<Photo by Yamamura>

ローバーV8エンジンを積むグリフィス。最終モデルは5,000ccまでスープアップされた。
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<Photo by Yamamura>

タモーラ。キミーラ、グリフィスの後継モデル。自社製エンジンSPEED SIXを搭載。
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<Photo by Yamamura>

サーブラウ。TVRで唯一の2by2のシートレイアウトを持つ。
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<Photo by Yamamura>

タスカン。TVRというとこのクルマを連想される方も多い筈。アグレッシブなデザインと色が目を引く。
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<Photo by Yamamura>

T350。ハッチバックとTバールーフモデルがある。空力性能を考慮されたボディが美しい。
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<Photo by Yamamura>

サガリス。最もこわもてのTVR。日本には恐らく10台もないであろう希少車である。
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<Photo by Yamamura>

1967〜73年まで生産された最もクラシックで華のあるビクセン。これが現役で元気に走っている姿を見るのはクルマ好きにはたまらない光景である。今回も参加台数が多く、全ての車種を紹介することが出来ないのが残念である。
さて、TVRDAY2日目。蓼科の女神湖近くのホテルで本題の総会が開催された。活動実績報告や役員改選、決算報告など滞りなく開催された。その後園地といわれる芝生の美しい広場で記念撮影。円陣に並ぶTVR。とても貴重な光景である。メンバーの中のプロカメラマンによる撮影が行われた後、解散となった。メンバーの多くは語り尽くせないTVRの話題で遅くまで園地に残ったようである。

今、メンバーで話題なのは新生TVR、あのゴードンマーレーがデザインしコスワースエンジンを搭載した新型車が今年の9月英国のグッドウッドリバイバルでお披露目になるとのことである。密かに予約をしているメンバーもいそうなので、このTVRDAYに姿を現わすのも遠い日ではないのかもしれない。
写真提供 山村亮輔(シャシン株式会社)
 

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